一般的には、機械による作業工程を、フレグランスでは、熟練工による手作業で、
時間をかけて、丁寧に仕上げています。
靴の出来るまでの工程
裁断→製甲→底付け(つり込み・本底取り付け)→仕上げ→完成品
アッパー(製甲)を木型に合わせつり込む作業工程。
通称ワニという道具を使い、かかと部分の絶妙な力の入れ具合と釘の打ち方によって均一に革をのばし、シューズの形にしていきます。
同じくつま先(トゥ)部分の手作業による、つり込み工程。
(一般的には現在ではかかと・つま先のつり込み工程は機械を使っている業者がほとんどです。)
かかと部分のつり込んだ革(アッパー)を、釘打ちで木型にしっかりと固定・安定させます。
この状態でアッパーが木型に馴染み、革に靴の型がつくまで一日程度置いておきます。
その後、本底・ヒールなどを付け、仕上げの工程に進みます。
仕上げで汚れ落とし・中敷き貼り・さらい・クリーム・紐付け・箱詰め等を行い完成します。
一足いっそく、各工程プロの職人が丁寧に心を込めて
作り上げるフレグランスのシューズを実感してみて下さい!
FJ-201ELの各パーツ型紙 (各サイズごとにこれらの型紙が全て作られて います)
型紙に合わせて、革の上質な部分を選び、 銀ペンにて縁取り
(このFJ201は一枚革で縫い目なしという贅沢な仕様で作られています)
職人の使い慣れた20年以上使っている、非常に研ぎ澄まされた通称包丁にて、手裁ちで裁断しています
(一般的には、抜き型(刃型)を作り機械で裁断してしまいます)
裁 断
底付けのつり込み工程
製甲
靴専用の年季の入ったミシンを使い、革を縫い合わせ細かい作業を繰り返し、靴の形を作っていきます。
表革と裏革を1ミリの誤差もなくキッチリ縫い合わせ、曲線・直線縫いを繰り返し立体に仕上げ、 左右一対の靴を作り上げていきます。
FJB-255の製甲(アッパー部分)